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2009年09月07日

ad:tech Tokyoに行って来た

会社の行事として ad:tech tokyo に行ってきました。

自分の観覧希望としては
次世代型広告会社への脱却
データ シェア:ブランドと代理店の信頼構築
数値かブランディングか:正しいキャンペーンの手法
を上げて、割と実践の地盤になりそうな講演を選択したがどれも通らず、部長の判断で自分にハマるであろうクリエイティブ・ブランディング要素の講座を聞く事になってしまう・・・。(結果的にはレポート書きやすかったので良かった)

講座そのもののレポートは各メディアやブログにあると思うし、会社のレポートとして書いてしまっていて、ここのブログ用に書き直すのが面倒なんで感想のみ。

デジタルメディアを活用した総合型マーケティングキャンペーン事例 -SONY-
ユーザーにいかに"好き"になってもらうかの、感情設計を緻密に描いた事例であると思う。リアルにハンディカムを回すという行動をWEBの簡単なインタラクティブで表現する事によって、疑似体験をより深くした様に思う。

「良いですよ~」という単調な呼びかけではなく、"市場拡大" を目的として、直接商品訴求をしていない点は、他社製品の購買に流れても仕方が無い施策でもある。しかし、販売シェアの拡大を達成したという事実は、"興味・共感をする広場を提供し、そのすぐそばに商品を置く"という事で、企業や商品に忠誠を誓わせるようなブランディングではなく、ユーザー同士を繋げる事で、連帯感を醸成した。広告に対する険悪感を逆に利用した施策の様にも思える。

・消費者との距離が近い故にWEBコンテンツでの施策を選別
・WEBの特徴であるインタラクティブ性において疑似体験に注目
・企業と消費者をつなげるのではなく、消費者同士を繋げる "馴れ合い広場" を提供する。
・その広場を"オススメ"出来る道具、言ってみれば "試供品"を用意する事で拡散させる。

昨今の目立った成功事例の特徴が分かり易く配合されていて、現状把握と今後の展望を読むには、好事例であった。

tokyo innovation
ディスカッションと言うより、各人の事例紹介を駆け足でやったのみ・・・といった印象で、WEB媒体のインタビュー記事等を見る方が、ずっと有益であったように感じた。とは言え、
中村氏:テクノロジー×クリエイティブ
伊藤氏:カタルシスの提供
田中氏:理屈を超えて異質なものを意識
岸氏  :メディアとの関連性
という特徴を短時間で確認出来たのは無駄ではなく、活用出来るプランニング手法の要素が詰まっていたように思う。

しかし、ウチの会社としてこういった話題になるような施策の提案がビジネスとして正しいのかどうかは、疑問が強く残った。(GOが出ないし、出たとしても金が残らなさそう)

個人的には、こういったトップクリエイターと呼ばれる人達の作品は、「客のマーケが社内で戦ってくれるから、自分の表現がやれていいね」(実際UNIQLOのマーケは社内の代理店という感じらしい)と、冷めた考えで見ていて、特にUNIQLOCK(田中氏)に対してはかなり眉唾で見ていた。TIAA受賞の時は語っていなかったので、後付かもしれないが、「異質なものを意識し、あえて解り難くした。早解りしない様にしている。」という発言に関しては非常に共感して、「なんでそぉなっちゃってるの?(・・・でも気持ちいいからもっと知りたい)」という感情を生ませる事が最高のアテンションである事を再確認した。

広告とは、「各施策毎に宗教を作る様なもの」と思っているが、博報堂の堀氏も含めて、参加や購買に至る事が気持ちいいと感じる、感情導線の設計を緻密にやった事例に多く触れる事が出来た。

何においても成功というのは "無知な人の無謀な妄想" を形にしたものか、"歴史や情報を蓄え状況を理解した上での設計" のどちらかであると思う。彼らは無謀な妄想(特に田中氏)と感情設計(特に伊藤氏)が両立しているように思えた。

また非常に気になるのは、「理屈を超えて異質なもの」(田中氏)、「言葉でまとめるのはヤボくさい」(岸氏)の企業を通せる企画書を見てみたいと思う。

代理店に身を置く場合においては様々な情報が入ってきてしまうし、ウチにおいてはブランディング要素が低い案件も多いだろうし、現代のWEBを中心にしたコミュニケーションに対するリテラシーが低いクライアントも多いかと思う。クリエイティブブティックではないので、流れ作業で時間が消費されてしまう事もある。その中で、ウチのメンバー(自分)というのは、何を目指すのが会社として正しいのか?疑問が更に強まった。

・・・といった感じです。この二つの公演を聴いて整理の為にちょっと図を作ってみた。

2009-09-20 12-12-02

2009-09-20 12-12-16

非常に分かりやすい!と大好評な図だった。若い子に論文でこの考え方を使いたいという申し出もあって、ちょっとナルシズムに浸れてますw

"今後必要なコミュニケーション" は自分が体験してきたクラブそのものだな・・・。

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